
生活研究部 上席研究員
久我 尚子(くが なおこ)
研究・専門分野
消費者行動、心理統計、マーケティング
自己紹介 経歴
研究分野・専門分野 | 消費者行動、心理統計、マーケティング |
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自己紹介 |
人々の暮らしをデータから読み解いています。 若者や女性、共働き、パワーカップル、子育て世帯などに注目して、それぞれの消費行動の特徴や、その背景にある働き方や恋愛・結婚、出産・子育ての状況、価値観の変化などについて分析しています。 コロナ期間中、私たちの消費の形には大きな変化がありました。外出しての消費をしなくなり、キャッシュレスなどデジタル化が進み、中古市場も拡大しました。世界が大きく変わったことで、サステナビリティに関わる意識が高まり、自分らしく暮らすことへの関心が高まりました。 こうした変化を正確につかみ取ることで、消費の未来を予測することができるでしょう。 データから導かれる真実、あるいは意外な事実をわかりやすくお伝えできるように、多角的な視点から分析に励んでいます。 |
経歴 |
プロフィール 【職歴】 2001年 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ入社 2007年 独立行政法人日本学術振興会特別研究員(統計科学)採用 2010年 ニッセイ基礎研究所 生活研究部門 2021年7月より現職 ・神奈川県「神奈川なでしこブランドアドバイザリー委員会」委員(2013年~2019年) ・内閣府「統計委員会」専門委員(2013年~2015年) ・総務省「速報性のある包括的な消費関連指標の在り方に関する研究会」委員(2016~2017年) ・東京都「東京都監理団体経営目標評価制度に係る評価委員会」委員(2017年~2021年) ・東京都「東京都立図書館協議会」委員(2019年~2023年) ・総務省「統計委員会」臨時委員(2019年~2023年) ・経済産業省「産業構造審議会」臨時委員(2022年~) ・総務省「統計委員会」委員(2023年~) 【加入団体等】 日本マーケティング・サイエンス学会、日本消費者行動研究学会、 生命保険経営学会、日本行動計量学会、Psychometric Society |
久我 尚子のレポート
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2025年06月06日
家計消費の動向(単身世帯の比較:~2025年3月)-節約余地が小さく、二人以上世帯と比べて弱い消費抑制傾向
単身世帯は全体の4割を占めて消費全体への影響力が強まっている。総務省「消費動向指数」にて単身世帯と二人以上世帯の消費動向を見ると、推移... -
2025年06月06日
家計消費の動向-物価高の中で模索される生活防衛と暮らしの充足
個人消費は昨年と比べれば改善傾向にあるが、実質賃金の低迷を背景に足踏み状態が続いている。二人以上世帯の消費支出の内訳を見ると、過去5年... -
2025年05月28日
インバウンド消費の動向(2025年1-3月期)-四半期初の1千万人越え、2025年の消費額は10兆円が視野
2025年1-3月期の訪日外客数(1,053万7,329人:推計値)は前年同期比で23.1%増加。最多は韓国(全体の23.8%)、僅差... -
2025年05月27日
Well-being時代の飲酒行動-20代の6割が「ほぼノンアル」、飲み方にも多様性
国内のアルコール販売(消費)数量は1996年をピークに減少傾向が続いており、コロナ禍による落ち込みを経て、直近ではやや回復の兆しが見ら...
久我 尚子のパブリシティ
著書
-
若者は本当にお金がないのか?―統計データが語る意外な真実
- 著者:
- 久我 尚子(著)
- 出版社:
- 光文社新書
- 発行年月:
- 2014年6月
- 定価:
- 820(税抜き)
※当研究所、久我尚子が執筆。
今の若者は厳しい経済環境にある。しかし、20代の生活満足度は、全ての年代の中で最も高く、所得や貯蓄などの経済面の満足度も40~50代より高い。世間で若者の「クルマ離れ」や「高級ブランド品離れ」、「海外旅行離れ」などが言われるとき、「今の若者はお金がないからだ」という声がよく聞かれる。確かに、クルマもブランド品も高額なものだが、若者はお金がないから消費をしないのだろうか。
今の若者は実際のところ、月々どれくらいのお金を手にしているのだろうか。
統計の入門書、若者に関するデータ集としても最適な一冊。
講演・学会報告
講演日 | 講演タイトル | 主催 |
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2025年03月13日 | 例会講演 「消費者の現在地-データで読み解く2025年の消費動向」 | 日本旅行協定旅館ホテル連盟 関西支部連合会 |
2025年01月23日 | SMBC経営者研究会/2025年の消費動向~消費者マインドと家計から読み解く、現状と未来 「公的統計から見る個人消費の動向~データで読み解く暮らしの変化」(大阪開催) | SMBCコンサルティング株式会社 |
2025年01月21日 | SMBC経営者研究会/2025年の消費動向~消費者マインドと家計から読み解く、現状と未来 「公的統計から見る個人消費の動向~データで読み解く暮らしの変化」(東京開催) | SMBCコンサルティング株式会社 |
TV出演
放送日 | 内容 | 番組名 |
---|---|---|
2025年05月10日 | 家計消費の動向 | テレビ埼玉 「埼玉ビジネスウォッチ」 |
2025年04月24日 | 活況を呈するシニアの婚活 | NHKラジオ 「マイあさ!」 |
2025年04月19日 | トキ消費の広がり | テレビ埼玉 「埼玉ビジネスウォッチ」 |
新聞掲載
掲載日 | 媒体 | タイトル |
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2025年05月15日 | 毎日新聞 朝刊 7面 | 現金給付案:現金給付、伸びぬ消費 民間調査「6割が貯蓄」 押し上げ効果、09年も20年も20%台 |
2025年05月11日 | 日本経済新聞 夕刊 1面 | 相棒はぬいぐるみ 一緒に外出「ぬい活」拡大中 観光「代行」や保育園も |
2025年03月27日 | 産経新聞 朝刊 5面 | コメ購入量 4年ぶり拡大 消費者、品薄不安視か 昨年6%増 |
雑誌等掲載
掲載日 | 媒体 | タイトル |
---|---|---|
2025年03月22日 | 共同通信 | 24年の世帯コメ購入量、6%増―4年ぶり、消費者が品薄不安視か |
2025年02月07日 | 共同通信 | 職場のに贈り物、1割に低下―バレンタインデー、 |
2025年02月07日 | 毎日新聞デジタル | バレンタインデーの「義理チョコ」価格高騰受け絶滅か 渡す人は1割 |
受託実績
年度 | タイトル |
---|---|
2019年度 |
愛媛県子どもの生活実態調査 愛媛県
|
所属部署
関連カテゴリ
暮らし
2294件
- 家計消費の動向(単身世帯の比較:~2025年3月)-節約余地が小さく、二人以上世帯と比...
- 生命保険の基礎知識はなぜ定着しないのか
- 令和の米騒動が起きた背景と農業の現状-米の価格高騰はなぜ起きた?
- 家計消費の動向-物価高の中で模索される生活防衛と暮らしの充足
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- 消費文化(131件)
- 女性(174件)
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