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ホテル市況は好調持続。物流市場は空室率が高止まり-不動産クォータリー・レビュー2024年第3四半期

金融研究部 主任研究員 吉田 資
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- 2024年7-9月期の実質GDP(11/15公表予定)は前期比+0.2%(前期比年率+0.8%)と2四半期連続のプラス成長になったと推計される。
- 住宅市場では、価格上昇が継続するなか、販売状況は低調である。2024年7-9月期の新設住宅着工戸数は前年同期比▲2.0%減少、首都圏のマンション新規発売戸数は▲34.4%減少、中古マンションの成約件数は▲2.9%減少した。地価は住宅地、商業地ともに上昇している。
- オフィス賃貸市場は、東京Aクラスビルの成約賃料(月坪)は4四半期連続で上昇した。東京23区のマンション賃料は全ての住居タイプが前年比でプラスとなった。ホテル市場は2024年7-9月の延べ宿泊者数が2019年対比で+7.3%増加した。物流賃貸市場は、首都圏の空室率が10.1%と高止まりしている。
- 2024年第3四半期の東証REIT指数は+0.1%上昇した。
(2024年11月11日「不動産投資レポート」)
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03-3512-1861
- 【職歴】
2007年 住信基礎研究所(現 三井住友トラスト基礎研究所)
2018年 ニッセイ基礎研究所
【加入団体等】
一般社団法人不動産証券化協会資格教育小委員会分科会委員(2020年度~)
吉田 資のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
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